赤坂に通う香港人のおっちゃんに会った話
赤坂に通う香港人のおっちゃんに会った。3日前くらいの夜の出来事。
赤坂って聞いたときにマック赤坂しか頭に出てこなかった私の地理の能力は置いといて...。
私にはルームメイトが2人いる。そのうちの1人の誕生日の夜の出来事。
バースデーガールの希望はぜったいというルール通りに、彼女のリクエスト「夜中にマッサージしに行こう!」に付き合った。
店に入るとまずオーナーが出てきて、「3人ね。ちょうど3人しかマッサージする従業員いないんだよ。君たちラッキーだね!」と言うところから会話が始まる。
→いやいや。むちゃくちゃバックに人待機しとるやん。3人しかいないってうそやろ。
「みんな従業員帰っちゃったから足マッサージしかできないけどいい?」
→まって。足マッサージじゃないのやってもらってる人そこにおるけど。
「はい、ここ座って待っててね~」
→この流れにいろいろ思うことはあったけど、かなり心地いい椅子だったからよしとした。
そんな中私の担当になったのが、例の赤坂に通う香港人のおっちゃん。見た目は割と地味だったけど癒し系な優しそうなおっちゃん。
「Yahtbun yahn(広東語で日本人)??Japanese(日本人)?No Cantonese(広東語話せないの)?」赤坂おじちゃんが最初からぐいぐい聞いてくる。
広東語は少ししか話せないことを伝えると、
「じゃあ、僕と広東語の練習しようか!」といわれマッサージの間、個人広東語レッスンが始まった。
レッスンはかなり厳しめで、マッサージどころではない。おっちゃんも手をとめて、私の広東語を直してくるくらい...。何しに来たんだっけ?
レッスン中のひとフレーズに「僕は赤坂に来週から行く」があって、思わず「え?」と聞き返した。おっちゃんはかなりの日本好きで、ショッピングして、赤坂に焼き肉3000円食べ放題を食べに行くのが幸せなんだとか。年に5回は最低でも行かなきゃいけないらしい。
「焼肉香港でも食べられるじゃないですか。しかも日本料理じゃないし。」
→言っちゃいけないこと言っちゃいました...。おっちゃん少しいじけちゃった。
日本で会う?って聞きたかったけど、ヒッチハイクをしたときにあるドライバーが「旅の中で出会った人ですから、私は名乗りません。」と言っていてかっこよかったのを思い出して、旅の中だけにしとこうと思ってやめておいた。
1時間後、レッスン終了時のおじさんの締めの言葉が素敵。また帰ってこようって思ったよね。でももしかしたら、これが接客の技なのかもしれない...。
「やっぱりね、広東語マスターしたいなら香港人のボーイフレンド見つけることだよ。1か月香港にいるんでしょ?見つけようとしなかったの?まぁ、でも僕に会えてよかったよね。あともうちょっとだけどここに通って、ちょっときれいになって、ちょっと広東語しゃべれるようになってさ。そしたら香港ボーイゲットできると思うから手伝ってあげるよ。それまではマッサージと個人レッスン付き合ってあげるからさ、またおいでよね。」
最後にお知らせ!香港島のCauseway bayにあるBig Backet Foot Reflexologyというマッサージ屋さんに、広東語プライベートレッスン講師、恋愛相談相手、赤坂観光大使は働いています。機会のある方は是非足をお運びください。